2024年秋にドイツ・ハンブルクで開催された国際会議「SRI2024」 (https://www.sri2024.eu/) で発表いたしました、NanoTerasu（次世代放射光施設）向け「電子カム制御分光器」開発に関する研究論文が、この度、Journal of Physics: Conference Seriesより出版されました。

本論文では、高輝度放射光利用に不可欠な、出力ビームの安定化を実現する革新的な電子カム制御技術について詳述しています。

本研究は、NanoTerasuにおいてコアリションビームラインを運営する一般財団法人 光科学イノベーションセンター（PhoSIC）様との分光器開発協力協定に基づく成果であり、東北大学様およびPhoSIC様との共同研究として推進してまいりました。

今後も、光科学の発展に貢献するため、さらなる研究開発に邁進してまいります。

論文詳細
・論文タイトル: An electronic cam control technology for maintaining the output beam height from a symmetrical layout type double crystal monochromator
・論文リンク: https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1742-6596/3010/1/012091/pdf
・DOI: 10.1088/1742-6596/3010/1/012091